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#1 生活菜園とは?

1) 今、野菜や果物など農産物に求められるもの

同じ野菜や果物であっても、求められるニーズは様々です。

一概に
有機野菜が良い、
安い野菜が良い、
とは言えない難しい時代です。

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2) 生活菜園が取り扱う農産物

生活菜園はJAS有機認証を受けた有機栽培野菜や無農薬、減農薬野菜から、一般的な方法で生産された農産物まで、幅広く取り扱います。

近年は取り扱うジャンルの幅が広がり、一方でエリア(農園)が狭まる傾向にあります。これはお客様のニーズがより一層多様化しているためです。多様なニーズにお応えするため、年々、ジャンルを広げています。

生活農園が取り扱う農産物、エリアは狭く、ジャンルは広く

生産者と密にコミュニケーションを図ることができる、地元長野県飯田市を中心に下伊那郡を含めた南信州地域で生産される農産物をおもに販売しております。

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3) 生活菜園のテーマ

野菜や果物の一つ一つをきちんと管理していくこと、生産者が野菜や果物にこめたこだわりを理解すること

生活菜園は生産者と消費者の双方に寄り添う「八百屋」でありたいと考えています。

これまで
「野菜や果物のひとつひとつをきちんと管理してゆくこと、
生産者が野菜や果物に込めたこだわり(想い)を理解すること」
というテーマを実践してまいりました。

これからは、このテーマに加え、
「食べる方、料理する方にとって選択肢がたくさんあること
食べる人のことを作る人に、作る人のことを食べる人に伝えること」
というテーマを含めて実践してまいります。

これらを実現するためには、「顔の見える」生産者の方々とのお付き合いが必要になります。よって、お取引は自然と生活菜園の地元が中心となります。

現在は飯田市を中心とした南信州地域、そこから伊那、松本地域の生産者の方々とのお取引がメインです。

ただ、近隣地域に限っているわけではりません。生活菜園のテーマに共感していただける協同可能な生産者の方々からも仕入れてゆきたいと考えております。

4) 背景には食にまつわる課題

背景には食にまつわる課題

劇的な気候変動や環境変化、極端に低いわが国の食料自給率問題、世界的な食料不足等など。これら食の課題を鑑みてもお分かりになるように、飯田市、南信州地域といった限られた地域だけでは、これら食の課題をクリアすることは難しいように思います。

有機野菜にしても、ニーズが高まれば全ての食卓を満たすだけの生産量を確保することは現状では難しいと思います。一方では味にこだわる方、価格や見た目に重きを置かれる方など、様々な市場ニーズもあるのが実情です。

地産地消に代表されるように、より狭義な地域への指向が強まるなか、相反する方法論を論ずることが罪のような風潮もあります。

しかし、グローバルな食の課題に立ち向かうためには、選択肢を広げて柔軟に考えてゆきたいと思っております。

とはいえ、実際のところ、元農産物を中心に取り扱うメリットが大きいことから、生活菜園では結果的には地産地消に取り組んでいる、ということになります。未来もそうであると望みつつ。

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5) 生活菜園の考える「選択できる農産物」

生活菜園のコンセプト

食の課題を踏まえ、生活菜園では"選択できる"農産物を取り扱うことを基本概念においています。

お客様のニーズに合わせたり、安定した食の確保を図るためにも、"選択できる"野菜や果物を揃える事が大切だと考えています。

また、「消費者と生産者の声を相互に伝える」ということが、市場ニーズを知り、農業の実態を知っていただくためにも、今後ますます重要になってゆくと思います。この相互理解は、"正しい選択"の糧になると考えています。

生活菜園の考える「選択できる農産物」

このようなことが起こるのも・・・「食べる人のことを作る人に、作る人のことを食べる人に伝えること」ができていないからかも知れません。

そんなことを考え、生活菜園では生産者と消費者の間の情報流通を盛んにし、いわば可視化への取り組みを強化してゆきたいと思っています。

生活菜園の考える「選択できる農産物」

6) "選択できる"農産物への取り組み

"選択"していただくためには、「確かな情報」と「安定した品揃え」が必要だと考えました。そこで、生活菜園では次のことに注力しています。

1)生まれと育ちがわかる野菜と果物

生活菜園では、「確かな情報」をもとに選択していただくためにも、
・生産者のプロフィール
・野菜や果物の生産履歴
づくりに取り組んでいます。
(結果、現在は生産者がはっきりした地元産の農産物を中心に取り扱っています。)

2)生産計画の情報収集と発信

生産者に協力いただき、農産物の生産計画を立てることで、年間を通じ「安定した品揃え」を目指します。

生産計画や契約栽培をもとに生産調整をおこない、生産量が不足することで価格が上がるリスクや余剰生産での根崩れなど、価格のドラスティックな変動を避け、取り扱い農産物の安定供給を図ります。

個性あふれるこだわりをもった多くの生産者と連携する生活菜園では、「○○農園の××野菜」というように、固定ファンがつくこともあり、生産者にとっても消費者にとってもメリットのある独特の流通をつくってゆきたいと考えております。

3)消費者と生産者の交流の場

消費者と生産者の声を相互に伝え、農産物生産や"選択"に役立てていただく。生活菜園は、そのための仕組みづくりにも取り組んでゆきます。

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